おとなり舞台挨拶

きのうのおとなり舞台挨拶に行って参りました。准ちゃんと監督のみでしたが、准ちゃんがよく話していて楽しかったです。
准ちゃんがひげなしだったので、今日のヘイの収録も大丈夫かな〜とこっそり思いました(笑)

以下、昨日の舞台挨拶の簡易レポです。映画のネタバレも含むのでご注意ください。



准ちゃんは黒のブレザーに白のシャツ、グレーのダメージジーンズに黒のブーツ。監督はTシャツに黒のパーカーという出で立ちでした。
あの後ろ髪は寝癖ですか?という感じで後ろ髪が跳ねているのがかわいかったです(笑)監督もぴょこっと跳ねてる部分があって2人お揃い。

○挨拶

監督「監督の熊澤です。今日はわざわざご来場頂きましてありがとうございます。ちょうどいま見終わったところだと思いますけど、優しい気持ちに慣れてるんじゃないかなと思っています。優しい気持ちを大切にして頂けると嬉しいなーと思っています。今日はありがとうございます」

岡田「皆さん、来て頂いてほんとうにありがとうございます!えーとですねぇ、面白かったという方、いらっしゃいますでしょうか?(会場から拍手)ありがとうございます。全国公開になるのはすごく嬉しいです。ぜひ、友達とかね、誘って6回目いらっしゃいますけど、いっぱいね、観てもらえたら嬉しいなーと思っています。今日はありがとうございます」

○何回観ましたか?

岡田「ボクはそうですね。…でも、一度です。一度、一度ですよね?(監督に確認)でも、アフレコのときにちょっと観たりとか。トータルで観たのは試写で、それで観ましたね」

○(挨拶の中で監督が優しい気持ちになれると仰っていましたが)岡田さんは?

岡田「もうー、優しい気持ちになりますね!いやでも、自分で観るのはちょっと違う目線になってしまうので。客観的には見れないもんですね」

○監督から観た岡田准一は?

監督「今回は大人の渋みみたいのを、すごい出てませんでしたか?(会場に問うように)」
(会場から拍手)
岡田「意外と大人になって参りました(笑)」


○監督から観た岡田くん出演部分で良かったシーンは?

監督「けっこう、もう、前半戦でアラキ事務所でずっと悩んでるっていうか、苦しいなって思っている迷ってるみたいなところがやっぱり。けっこう前半、最初の頃に撮ってたんですけど、すごい良いなーと思って。皆さん、若い方は知らないと思いますけど、ハリウッドスターのアル パチーノみたいだなってそんとき思いまして」
(准ちゃんは超大物の名前を出されて照れくさいのか、下を向いておちょぼ口してました(笑))
司会「ですって、岡田さん。アル パチーノだそうです」
岡田「ちょっと嬉しいですよね。遠い遠い存在ですよね。でも、すごい嬉しいです。アル パチーノ…目指します。…(笑)」

○好きなシーンを3つ上げてください

岡田「多いですね(笑)」
司会「ハイ。よく一つって言うんですけど、3つにしてみました」
岡田「そうですね、どこにしましょうか、監督?」
監督「自分でやってて好きだったところがいいんじゃないですかね」
岡田「やってて好きだったところ・・・。(囁くような声で)ああ、そうですね〜。いっぱいあるんですよ。あの、最後のエンドロールのところの言葉とか、あれあそこに持っていくのがすごく、麻生さんと撮影で全然会わないので、こう空気に持っていくのが難しいというか、すごく不安だったけどやっていて楽しかったというのもありますし。そうですね〜、あとは、麻生さんのシーンで「私はあなたとは違う!」」
監督「義徳くんのシーンで」
岡田「「私はあなたとは違う!」言われたいなって(笑)ヘヘヘ(笑)あとはー、そうですね、小物を、谷村美月ちゃんが倒したのを直そうとして直さないところとか。日向ぼっこして寝てるところとか。そういうシーンがすごく大事だったりするので」

○上の話の途中で

岡田「今「キュッ」って音がしましたね(笑)ボク、人前はすごく緊張するんですよ(笑)人前が苦手で、14年間やってて今さらかよって言われるんですけど(笑)今、相当上がってます」
司会「いつも緊張してるように見えませんが」
岡田「隠せちゃうんですよ。それも14年の?(笑)」

○(監督へ)敢えて特に演出した部分とか、ここをこうしてほしいってことで印象に残っていることは?

監督「けっこうアドリブをやってもらって。さっきあの、岡田くんがこう、べランダの窓を開けて、寝転がっているところの話が出ていたと思いますけど。お腹を叩くところありましたよね?あれとかやっぱりね、アドリブで実はやってもらってるので。ボクはああいうシーンが大好きで、中々ね今、ああいうお芝居って、ああいうシーンって出来ないんですよね。映画じゃないと中々出来ないシーンなので、台詞じゃなくて、本人の存在とか、お芝居自体で語れて、色々感じることが出来るお芝居ってやっぱりすごい素敵だなーって思いましたけどね」
司会「岡田さん、お腹叩いてるあのシーンは役作りですか?それともご自身でやってるとか?」
岡田「いやいやいや(笑)その前のシーンで餃子を食べてるからです(笑)胸ヤケ?みたいな(笑)食べ過ぎたんでしょうね、きっと」

○自分にとって優しい音は?

岡田「(ん〜っと首を傾げつつ)プライベートですか?」
司会「ハイ、プレイベートでもけっこうですし」
岡田「映画の中で?」
司会「プレイベートでまず」
岡田「プライベート。優しい音、なんですかねぇ…。監督ありますか?」
監督「優しい音。やっぱりこう、家に居て、料理してたりする音が聞こえてくるといいなって思いますけどね」
岡田「ボクはそうですね〜、ちょっと三日間ぐらい考えてもいいですかね?」
(会場笑)
岡田「フフフ(笑)優しい音、いっぱいあると思います。なんかこう、音っていうか(映画を観に来てもらって)来てもらって、応援してもらえるというのはすごく自分の中で優しい音です」

○どんな写真を撮りましたか?

岡田「そ〜れは〜」
監督「なんか、写真集に載ってましたよ。ね?」
岡田「なんか載せてもらってるみたいで」
監督「けっこういい感じのが。SINGOとか」
岡田「なんと、今回特別に会場で販売してるということで(笑)」

○今撮ってみたいものは?

岡田「今、そうですねー。国?(司会の方が国とか物とか言ったことから)」
司会「国でもいいですし、物でもいいですし、人物でもいいですよ?」
岡田「人、人、人を撮りたいです」
司会「誰か撮ってみたいなって思う人はいますか?」
岡田「え?(笑)えーと、でも、麻生さん、麻生さん。2回言いましたけど(笑)友達とかね」
司会「ご自分でもね、ご自分の姿を撮るっていうのは」
岡田「いやいやいや。そんなに自分のこと好きじゃないですよ(笑)」
司会「皆さんは見たいですよね?」
(会場拍手)
岡田「じゃあ、逆に聞きます。自分で自分の写真を撮ってそれを売りたいと思いますか?(笑)自分でカメラをこう置いて、撮って、売りたいですか?皆さん(笑)(自分の写真は)撮ってもらうのがいいですね(笑)なんか、気持ち悪くなっちゃうじゃないですか(笑)」

○また岡田くんとお仕事をすることになったらどんな役を?

監督「今回ちょっと思ったのは、今の話の続きになっちゃうんですけど。現場でこうね、こっそり現場で忍び込んで写真を撮ってたんで、こういう役ってちょっと面白いなって思いました。なんか魅力的だなって。割と気が付くと、ボクらばーっと撮ってるじゃないですか?(監督の真後ろあたりを指し)この辺に居て、撮ってるんですよ。「あれ?」みたいな(笑)中々、気配の消し方とか上手い(笑)こういう役も面白いなーって」
司会「じゃあ、職人ぽい役とかも興味があったりするんじゃないですか?岡田さん」
岡田「ハイ。あります。職人さん(笑)広いなー、職人さんっていっても色々ありますから(笑)でも、(興味は)あります。気配消すのは上手いです(笑)」

○最後に挨拶を

監督「この映画って、観て、見る人によって受け取り方がすごい違う映画だと思っていて、観終わって友達同士とかで、あのシーンってこうだったんじゃない?みたいな意見が違ってたりすると思うので、そうやって話したりするのも楽しい映画だと思いますし。二回目観ると新しい発見がこう、ありませんでした?ね、ありましたよね。二回目、三回目観ると、こうだったんだ、っていうのがたくさんある映画だと思って作っていたんで、そんな風にして、楽しんで頂けると嬉しいなと思います。ありがとうございました」

岡田「えーとですね。あ、真っ白になっちゃいました。スイマセン。あのー、こんな感じではなく、現場では真面目にストイックにやっていました(笑)監督の細かい、演出というか、感情が色んなところに散りばめられています。二回目、三回目と観たら色々と違う見方がもしかしたら出来るかもしれないし、ここでこういう表現してたんだ、とか。自分もラブストーリーはすごく苦手なんですけど、今回は熊澤監督、まなべさん、キャスト、スタッフすごく素晴らしい皆さんと出来るということでこの仕事をやらせてもらうことになりました。色々拾っていかなきゃいけない映画になっていると思いますけど、楽しんで観てもらえたらいいなーと思っていますし。一番よくボクが聞かれるのは「聡が七緒のことにいつ気が付いたのか?」と。気になるよね?秘密です(笑)秘密なんです、これ。監督から口止めをされて…いるとかいないとか(笑)色んなところで、色んな人が色んな風に思ってもらって構わないと思いますし。今日は全国初日なので、実家のお父さんお母さん、地元の友達、久しく会わなかった、疎遠になっていた友達などに連絡をして頂いて「おとなり観た?」と。そっから会話をね(笑)広げてもらえたら嬉しいなーと思っております。こんな感じでしたが、今日はほんとうにありがとうございます」